第219章 彼らと和解したのか?

「……え?」

中野航平は、自分の耳を疑った。

長谷川栞は顔を背ける。

「嫌なら、別にいい」

そう言い捨てると、そのままドアを閉めようとした。

航平が一歩踏み込み、片手でドア枠を押さえる。

「やります、やります! 毎日だって、栞が『来てご飯作れ』って言うなら喜んで! 俺、やります!」

栞がようやく拒絶を緩め、向こうから距離を詰めてくれた。断れるはずがない。

「うんうん! ママ、ぼくもパパも、すっごくすっごくやりたい!」

中野蓮も興奮気味に言った。

航平は大きくうなずき、喜びを湛えた目で栞をまっすぐ見つめる。

「栞……チャンスをくれてありがとう。今度こそ、絶対にがっかりさせ...

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